2016年7月27日水曜日

口に出来るのはミラクルか!?

今回はこの人に会うことを中心として
他のスケジュールを組んだと言えるかもしれません。

最も手に入れるのが困難と言われるシャンパンの一つ
”Roses de Jeanne”

電話でもほとんどアポイントが取れず
会うこと自体が非常に難しい人です。
ストイックで寡黙な人を想像していましたが
ワインの事を話し出すと止まらない
とっても饒舌で親しみ易い性格の人でした!
奥様とセドリック・ブシャール氏
この日は気温が25度を超えるとっても暑い日。
しかし案内されたカーヴは10度を切る程の室温。
たった階段を20段程度降りただけですが別世界が広がっていました。
こちらは熟成中のシャンパン。
現在7つのキュヴェを造っていますが全て少量生産。
しかも販売されるの1/3のみ。
残りの2/3は熟成用と試飲用ということで尚更希少となります。
既に私達の為に全てのキュヴェを準備してくれていました。
こちらは”LIEU-DIT”の為単一畑から生産でブレンドは一切してません。
全て有機で添加物はゼロ。
セドリックは元々泡系が好きではなくブルゴーニュ好き。
その為この中の幾つかはデキャンタをしたり泡を飛ばして飲むことを
お勧めしています。

熟成中のウルシュレ2000
このように熟成させているボトルがちらほら。
こちらも何時かのタイミングで商品化するようです。。。
これは以前イギリスのライターが紹介したことで
パニックが起こった曰くつきのもの。
私のブログでは大した影響はありませんが
詳細は一応内緒にしておきます。

ここのシャンパンは割り当て制となっているため
ごく一部のお客様にしかご案内出来ておりません。
セドリックも今後生産量を増やすことは一切考えていないということで
私共に与えられる量も今の量が限界のようです。

しかしセドリックは新しいプロジェクトを進行中。
そちらもいつか紹介出来ればと思ってますのでお楽しみに!

著SHO



2016年7月22日金曜日

キュートな女性が造る骨太ワイン

当初の予定より2時間遅れての到着。

本当に申し訳ない気持ちで訪問しましたが
素敵な笑顔で迎えてくれました!!

”JULIE BROSSELIN”
今回が始めての生産となります。

元々は”LE P’TIT DOMAINE”でご主人のRICHARD氏と共に
ワインを造っていましたが、ちょっと事情があり・・・
今は一人でワイン造りをしています。


こちらのキュヴェは全て赤ワインとなっていますが
ジュリーは元々白ワイン好き。
分けてもらった畑には白葡萄が少ししかなく、
今回造ったものは全て完売してしまったようです。

しか~し!帰国後連絡があり白ワイン(オレンジ)を
36本だけ私達の為に確保してくれたようです!!

とてもチャーミングでいつも笑顔ニコニコのジュリーが造るワインは
割とどっしり。しかし酸がしっかりと支えている為
スムーズに喉に流れて行きます。SO2は無添加。

入荷は秋ごろになると思いますが寒い季節にはぴったりのワイン。
ジュリーのワインがみんなを笑顔にしてくれます!

著SHO




2016年7月14日木曜日

こんな人。。。探してました!

本日はこちらを訪問
”Domaine des Balmettes”
写真で見た時は少々クールでまじめな印象を持ってましたが・・・
ぜんぜん違いました!!
到着するなり
「試飲にする?飯にする?」
初訪問でこんなこと言われたの初めてです。
丁度12時頃でしたので
「飯にしま~す!!」
ということでカーヴの上の自宅へ。
そしてこれも初めて。
「とりあえずビールでも飲む?」
いや~これは楽しい訪問になりそうだとワクワク感がMAXです。
人がきたことが本当に嬉しいようで
冷蔵庫から色々とシャルキュトリーやフロマージュが。
食べ物は丁寧に手造りされたものばかり。
調味料に至るまで全て拘り抜いていました。
リュシアン曰く
「フランスのスーパーで売ってる野菜は絶対食べちゃだめだ!
 全て農薬まみれで病気になってしまう」そう。
そしてその流れから適当に試飲。
途中からは私が勝手にワインを抜栓する始末。

ワインについて多くを語らないリュシアン。
ですが彼の人間性が全て反映されているような味わい。
自然で引っ掛かりが無くめちゃくちゃとっつきやすいワイン。
南仏の、時にはむせるほどの強さの欠片も無く
ゆっくりと溶け込んでいく味は正に今リュシアンと共にしている
この時間に似ている不思議な感じでした。
”リュシアン・マジック!”です。

1階のこちらのカーヴでは樽からわんさか試飲。
お気に入りはこちらの
”GG de LuLu”オレンジワインです。
こちらは残り200本。勿論全て頂戴しました。

リュシアンも今は独り身
同居は1匹の犬と2匹の猫。ひとなつっこくとってもいい子達です。

そろそろ次の生産者訪問の時間です。
とは言ってもこの時点で予定を1時間以上経過。

それでもここにまだまだ残りたい!と言う気持ちがおさまらず。
でも行かねば~~~
個人的には久々にめぐり合えた運命のおじさん(私の方が年上ですが・・・)。

なにかリュシアン愛を語ってしまいましたがワイン抜群です!お楽しみに。

著SHO

2016年7月11日月曜日

6年ぶりにRACINESへ

今回久しぶりに寄ってみました!
しかしなんとお客はほぼ日本人。(私達もですが 笑)
一組だけ英語圏のカップルがいましたが・・・
これではパリジャンはあまり来たがらないかもしれませんね。

まぁそれはさておき
お勧めの泡で乾杯です!

"le pelut   Pierre Rousse"
この日はかなり暑い日でしたので
さっぱりとしてひつこくない味わいはぴったりでした。

そしてこちらにくればやっぱりこれでしょ。
Christien Parraのブーダン・ノワール!!

個人的には世界で一番おいしいと思うブーダン・ノワール。
勿論世界中のこの料理を食べたわけではありませんが
そんな気持ちにさせる味です。クラシックな本来の物とは少々異なりますが。。。
セヴェロなんかでもこちらを使っております。

それ以外こちらのお料理何を食べても間違いありません。
豚肉の甘い脂身と新鮮野菜のコラボ。
シンプルな料理が多いですがワインと同じで農薬にまみれていない
健康的な食事が摂れます。
場所は2区。パッサージュ・パノラマの中にあるので
とても風情のある雰囲気を味わいながら食事が出来ます。

ですが折角フランスに来て日本語が飛び交う中での食事は。。。

ということで次回は同じ通りにあるこちらを目指したいと思います。

著SHO

2016年7月7日木曜日

今回もやはり


こちら方面に来ると外せないのは
”ジェローム・ギシャール”
相変わらずの豪快さで彼のペースにどんどん嵌って行きます。

お昼時ということもありシャルキュトリーが準備されておりました。
2年位前にお邪魔した時の奥様手作りのプーレが忘れられず
手作りか確認しましたが、こちらは買ってきた物でした。。。

このおもてなしに今回も長くなりそうだな~と言う予感は的中!
5時間近い滞在となりました。

ワインは出るわ出るわで何種類試飲したか全く記憶なし。
多分15種類以上したでしょうか。
ほとんどは瓶詰め前で樽やタンクから。


ただこちらは既に予約している為ちゃんとテイスティング。

ジェローム久々の新アイテム
”CHEVROT”


こちらは買い葡萄を使っております。
0.3haの15年有機畑で樹齢70年のシャルドネ。
グラップ・アンティエールで垂直プレス後樽に直行~。
1年半眠って瓶詰めです。添加は勿論ゼロ。

ジェロームの好きな酸はしっかりめですが
ふくよかな洋ナシ的なニュアンスがあってバランスGOODです。

そしてこちらはまたまた変態ワインに挑戦。
6ヶ月!!のマセラシオンをしたRAPILLERES。やってくれました!!
試しで全く同じ期間マセラシオンしたBOUCHATはもっと色が薄め。
その違いがなぜかジェロームもわからないそうですが
BOUCHATのオレンジはちょっとイマイチ。ジェロームも同意見で
そちらのワインはきっとなにかとブレンドしてくるでしょう。
1時過ぎに着いて終わったのは7時頃。
後半は試飲というより飲みと言った状況で
少々疲れてしまいましたがそこで終わらないのがジェローム。
再びマコンの街で合流して二次会スタートです。

著SHO