2017年5月30日火曜日

COINSTOT VINO

昨年訪れたRACINEは日本人ばかりだった為
折角のフランス、今回はその近くの
”COINSTOT VINO”
もちろんこちらも自然派好きの日本人なら
みんなご存知のお店ですが
珍しくアジア人は私たちだけでした。
この日はパリに着いた初日ということもあり
若干疲れを引きずりながらも空腹を満たすべく
到着後すぐに訪問です。
ワインはこちらのショーケースに飾られており
ボトルに書いてある値段に+12ユーロで店内で飲むことが出来ます。
パテカン。
しっかりと肉肉しい味わいでワインがすすみます。
こちらはメインディッシュ。
肉の部位は忘れましたがソースがはちみつ系の甘みが強く
ちゃんとメニューを見なかった私が悪いのですが
ちょっと好みには合いませんでした。。。
7時過ぎの入店時はほとんどお客はいませんでしたが
8時過ぎには店内も外も満席。
お店の名前にVINOが付いている通り人気料理はピザ!
周りを見てみると確かにピザを食べている方が多かった。
しかし私は基本的に旅行者のようなものなので
フランスに来てピザはないな~と思いましたが
食後はピザにすればよかったかな~という考えに至りました。

ただ決して料理がおいしくないわけではありませんので
(私のチョイスミスです!)是非訪問してみて下さい。
とっても親切で気さくな店長が迎えてくれます。

著SHO

2017年5月22日月曜日

いろんな意味で待ちました

新しい生産者に出会えることは年に数度。
しかもそれが日本で人気が出そうなものとなると
滅多にないのが現状です。

さて今回待ち合わせた約束の時間は9時。
住所の場所に行っても人の気配がなく
裏に回って窓から覗いても完璧に誰もいない。。。
30分経てど現れる雰囲気なし。電話は留守電。
嫌な予感を抱えつつとりあえず近くに1軒だけあるカフェへ。
小さなお店に近所のお年寄りが沢山集まって
この町では珍しいであろう東洋人を遠目にチラチラ。
痺れを切らし店主に聞いてみると
当然のように知り合いらしく早速電話をしてくれました。
何か所か電話した結果なんとか連絡がとれ
30分後に来てくれることに!
少々申し訳なさそうに現れた彼は
結構無口で真面目そうな人でした。

実は彼のワイン、今回訪問して試飲する前になんとな~く
いい予感がしていて輸入の段階まで進んでおりました。
しかし突然
「フランスの顧客からどうしても分けて欲しいと言われ
 ワインを造り始めたころからの顧客なので断れず
 そちらに売ってしまった。申し訳ない」
と一度振られた相手でした。
しかしそれを聞くと尚更興味が沸き今回念願の訪問が叶いました。

まだ生産を始めて数年、少しずつ畑を増やしているところです。
こちらはまだ1年目の畑。
栽培に関してはピエール・マッソンに師事し
畑を掘り起こさず草を大事にする方法を行っています。
自然派の人はワイン以外の物を作ったりしており
コンフィチュールを作ってる方は結構多いですね。
こちらはヤギを飼ってシェーヴルチーズを作ってます。 
樹齢の古い樹も多く
シラー、サンソー、テンプラニーリョなんかも植えてあります。
なかなか日差しの強い日でしたが
醸造所内は涼しくこのような昔からの倉庫?が今も現役なのは
ヨーロッパならではと言ったところでしょうか。
現時点ではワインの在庫はゼロ。
後ろにあるファイバータンクのワインが
訪問した日の1週間後に瓶詰め予定。
それ以外のワインは8月瓶詰め予定で10月頃の出荷。
しかし今年造る予定の7キュヴェ中5キュヴェがすでに予約完売!!
瓶詰めを待たずしてすでになし。
そのためこの日予約出来たのは2キュヴェのみ。
他のキュヴェは2018年出荷分をごく少量予約出来ただけでした。

なかなか競争率の激しいワインですが
それだけの理由がありました。
南に近い地域の為最初のインパクトは濃い?ですが
途中からソアフタイプに変わる不思議な後味。
体に染み込む感じです。
今回試飲できませんでしたがサンソーのブラン・ド・ノワールは
一度味わってみたいワインです。

とりあえず第一弾は夏の終わり頃入荷予定。
楽しみにお待ちください!!
著SHO



2017年5月17日水曜日

やさしすぎでしょ!

前々回のブログに引き続き生産者訪問です。
ということで
マタン・カルムのその後は。。。
車で30分、昨年に引き続きこちらです。
”Domaine des Balmettes"
相変わらず元気なリュシアンに、来るなりトラックに
ベルギー便の荷物の積み込みを手伝わされましたが
その代わりに
           
やっぱりビール。
もちろんこだわりのビオ!
その後は1階のカーブにて試飲を開始。
16年は非常にバランスのよい出来で甘みと酸味のバランスが抜群で
かなり期待が持てそうな味わいに仕上がっておりました。
一番人気のGG de LuLu(真ん中)も適度なタンニンと微量の糖度。
赤もエグミなく南だけどソワフタイプで抜群です。
その後外に連れ出され秘蔵のワイン?
野ざらしにされた甕?
とりあえず石で蓋はしてますがこちら甘口です。
蒸発してますのでアルコールは少々高め。
最近知覚過敏気味なのでこの手の甘口は
沢山ワインを試飲した後は歯に染みます(泣


前回に引き続きロングステイになりましたが
しっかりとリュシアンとの絆は深まりました。
きっと一人で寂しいのでしょうが次回は朝まで飲み明かす約束をして
お別れ。。。のはずが、
その夜気づいたのですがどうやらリュシアンの家に
忘れ物をしてしまっていたようで
メールで「パリに送って~」と連絡しましたが
そこはやさしいリュシアン。
この2日後にジェローム宅にいることを伝えると
「そこに届けに行くよ」と返信が!


なんとルーションからマコンまで車でやってきました。
実はリュシアン、この日ベルギーに行く予定があったらしく
そのついでだったようですがわざわざ高速下りて来るのは
相当な時間の無駄をしていると思います。
因みにルーションからマコンは約500キロ
そしてマコンからベルギーの目的地まで約600キロ
一日で1100キロ!移動することになります。


そしてもちろんジェロームとも仲良し
楽しそうにジェロームのワインを飲みながら
みんなに元気を振りまいて1時間程で去って行きました。


まだ付き合いを初めて2年弱。
またリュシアンに会うのが今から楽しみです!!


著SHO



2017年5月8日月曜日

満月ワインバー。。。函館にて


4月11日は満月。
ということで日本各地で恒例の満月ワインバー開催です!
今回ご協力させて頂いたのは函館!
といばこちら五稜郭近くにある人気のレストラン
”Colz”
自然派の品揃えは間違いなく函館で1番。
料理はイタリアンの流れですがワインはフランスが豊富です。
20種類位のワインを準備。
18:00頃からスタートした満月は次から次へとご来店頂きました。
手造りの料理と共に11時頃まで大盛り上がりとなりました。
まだまだ自然派ワインに関して深くご存知ない方もいらっしゃり
味わいに驚かれる方も多く色々な質問を受けながらも
とても興味を持って頂けた印象でした。

会終了後は従業員の方や近隣でお店をされている方々
そして函館でワインを造っている。。。といえばこちら
”農楽蔵”さんの登場で長~い打ち上げのスタートです。
お昼に開催した飲食店様向け試飲会も好評で
これからますます自然派が広まっていきそうな予感です。

著SHO


2017年5月2日火曜日

今年は無事に

昨年はストの影響で訪問出来なかった生産者
”MATIN CALME”
今年は無事に訪問出来ました!
色々?あったようですがアントニイはとっても元気です。
この日は最高に気持ちのいい天気。
アントニイの畑は標高高い場所にも畑がありますので
素晴らしい景色が見渡せます。
この風景を見てしまうと南仏の素晴らしさが実感できます。
とりあえず最新のヴィンテージを試飲です。
アントニイも自分のワインにある若干の豆臭が気になっていた為
その対応策として少々タンニンを含んだ強めのワインにシフトを
チェンジしてきているようです。
その対応も2年目になりかなり馴染んできました。


特に驚いたのが”OSE”!!
このヴィンテージめちゃくちゃおいしいです!!!
「在庫全部頂戴!」とお願いしましたが
「他のお客様の分もあるから240本位なら。。。」
ということで多分これも瞬殺となることでしょう。


その後ちょうどお昼時といくことでアントニイの手作りランチ
なんとオシャレにコース仕立てです。
前菜は新鮮なビオ野菜を
昨年失敗してヴィネガーになった
ロゼで作ったドレッシングで頂きました。
メインは10時間煮込んだジュ・ド・ブッフ。
こちら白ワイン(OSE)で煮込んだようです。
トロトロでおいしかったです!


その後アントニイの秘蔵コレクション
2007年”SANS TEMPS”
やはりここのワインは熟成して開花しますね。
ここまでくると豆は感じず高級ブルゴーニュのような味わいです。


いつ来ても穏やかで謙虚なフランス人では珍しいタイプ。
日本人に近い人間性を感じます。
そんな人格がワインに表現されているからか
アントニイのワインを飲むとどこか落ち着く気がします。


日本人の心に寄り添う、そんな優しいワインです。


著SHO