2014年7月14日月曜日

La Robe et le Palais



アルザスからパリに戻り多少移動疲れが残りつつも

やっぱりお腹は空くもので

本日のディナーは

”La Robe et le Palais”


1区にあるビストロにお邪魔です。



店内はウッディーな内装で、雰囲気は何か懐かしさを感じる

フランスのビストロらしい造りになっています。

働いているのは若いイケメンのお兄さんばかり。

そのせいかテラスでは女子会のような若い女性のグループが。。。



このお店にはワインリストはありませんので

好みの味わいや地方、品種などを言えば店員さんが選んで

持って来てくれます。

この店の良いところは抜栓してないワインでも抜いて味見をさせてくれ

気に入ったら注文できるシステムです(今回はそうでしたが一応確認して下さいね)。


まずは前菜からスタートです。

パテ・ド・カンパーニュ!!ビストロの定番ですね。



これは何を頼んだのでしょうか?

たしかバッファローのモッツアレラ?を使ったお料理だったと思います。



白ワインはティエリー・ジェルマン。

”L’INSOLITE" このキュヴェは初めて飲みましたが

しっかりとしたボリューム感たっぷり。骨太でパテにも負けない味わい。


赤ワインはこちらをグラスで頂きました。

Thymiopoulos Vinyarads

”Ghi Kei Uranos”(Γη και Ουρανός)

こちらはギリシャのワインでキュヴェは英語で”Earth & Sky”という意味だそうです。

よく見ると上の方に”Terre et Ciel”と明記されてますね。

ビオディナミで造られているようで抜栓2日目だったと記憶しております。(MAG)

ほとんど初めてだと思われるギリシャワイン。

フルボディーでベリー系の味わい、タバコやスパイスを感じる

教科書通りの味わいでした。


そして本日のメインディッシュ。

タルタルステーキです。フランスのビストロでは定番料理ですが

日本では出してるお店はあまり多くないような。。。

やはり日本で生のお肉は少々敬遠される方が多いのでしょうか。



私のチョイスは鴨。

エマルジョンしたソースが鴨肉にしっかりとからみ溶けるように

口の中で消えて行きます。◎



お店オリジナルのグラス。

男性のようですがRobeのような服を着てグラスを掲げています。


お隣ではオーストラリアから来たツーリストが家族連れでお食事。

ワイン目当てでなくとも気軽に楽しめるビストロ。おすすめです。


次回は仕事モードのブログ。

到着間近の驚愕のヴィニュロンのご紹介です!!

2014年7月8日火曜日

夏に飲みたい泡 ~チーズとのマリアージュ~

 
 
先日社内でワイン勉強会が行われました
 
 
今回のお題は…
 
 
夏に向けて飲みたい泡
 
 
 
 
 
 

ヴァンムスーのポルト・ディヴィーヌ
 
 
 
 
 
 
ロワールの自然派ぺティヤン エポレ・ジュテ


そして今回特別に
 
 
 
アンリ・ボワイヨのクレマンド・ブルゴーニュ・ブラン・ド・ブラン
 
 
ドメーヌ・デ・ゾビュイジエール ヴーヴレ・メソッド・トラディション
 
 
を用意しました
 
 
 
 
 
テキストは手作り
 
泡の種類、シャンパンの製造方法、料理とのマリアージュなど
 
 講義は1時間半にもわたりました



マリアージュというとなんだか難しそう…


という印象を持たれている方も多いようですが


実はシャンパンなどの泡ものは


基本的に何にでも合うと言われています


といっても


チーズに関しては全くのド素人の私
(ワインに関してもまだまだあまちゃんですが…)
 
 
そこで今回は神戸のチーズ専門店の


REIMS(ランス)さんとフロマージュMiuさんにご協力頂きました


 
 
 

Miuさんでは、シェーブルのサントモール・ド・トゥレーヌ・モローを購入


もともとヤギのチーズが大嫌いだった私


フランスのトゥレーヌ地方に住んでいた際に


フレッシュタイプのものを食べ、シェーブル・チーズの虜になりました



シェーブルって苦手…という方も多いですが


今回はなるべくフレッシュなものをお願いしていたため


独特の臭みもなくとても食べ易いと大好評でした


シェーブル・チーズを作らせるとフランス一番のモローさん作


若いうちはヨーグルトをマイルドにしたような酸味


熟成すると深い味わいになります


ロワールのエポレ・ジュテ(シュナンブラン品種)やクレマンド・ロワールに合いますね




 



 
 
そしてREIMSさんでは、シャウルス・フェルミエ(右)を購入
 
 
ここでシャウルスの歴史を少しお話しましょう
 
 
 
12世紀頃、名前の由来ともなっている
 
シャンパーニュ地方の「シャウルス」という町の修道院で
 
誕生した歴史と伝統のあるチーズです
 
 
フランス語で「シャ」は「猫」
 
 「ウルス」は「クマ」という意味で
 
この町の紋章は猫と熊がモチーフとなっています
 
なんだか熊に注意の看板に見えます…
 
 
ちなみに皆さんフェルミエって何のことかご存知ですか?
 
 
フェルミエとは、農家を意味しており手作りチーズのこと
 
 
フェルミエになると通常のものより少し値段が上がります
 
 
肝心な味はというと…
 
 
ほのかな酸味とキノコのような香りを持ち、口溶けがよく
 
その後の口のキレのよさがシャンパンや白ワインとの相性抜群です!
 
 
チーズは、全3種類
 
 
クリームチーズにマンゴーやメロンのドライフルーツを加えたものも
 
 
低価格ながら大好評でした!
 
 
 
 
 
 
それ以外は
 
いちぢくのドライフルーツやチョコレート、生ハム4種
 
(切り落とし、イタリア産プロシュート、スペイン産ハモンイベリコ・ハモンセラーノ)
 
近藤亭きっしゅやさんのキッシュ・ロレーヌをご用意
 
 
 
 
 
 
 
 
勉強会が終わる頃にはほろ酔い気味
 
 
 
 
皆さんも
 
 
お店でワインを飲むのもいいですが
 
 
時にはワインに合わせておつまみを買い
 
 
家でワインと料理のマリアージュを愉しんでみてはいかがでしょうか?
 
 
シャンパンとキムチは合わない…と言われていますが
 
 
真相は…??
 
 
ぜひ自分なりのマリアージュを愉しんでみて下さいね♪
 
 
 
 
 




 





2014年7月1日火曜日

こんな街にも。。。



今回も引き続きコルマール編です。


昼食後も街をぶらぶら。

思ったよりも色々と観光が出来、時間を持て余すことなく楽しめました。


既に時間は6時過ぎ。日本ではそろそろ軽く一杯!てな時間です。

お昼にたっぷりと食べていた為それ程空腹感はなく。。。

簡単なつまみとワインなぞと思いながら歩いていると

私達好みのお店を発見!!

”SEZANNE”



表から中を覗くと生ハムやチーズの量り売りをしている様子。

ショーウィンドに飾ってあるワインは全てナチュレル系!

手前の看板を見ると食事も出来そうな雰囲気。

早速中に入って定員さんに確認すると

「二階で食事が出来るよ!」ということで
 


隠れ家のような店内
 



私達以外のお客さんはおじさんの3人グループ1組。


とりあえずワインリストを確認。

勿論アルザスが中心でしたが、その他の地域も。

マタン・カルムやマゼル、ニコラ・ベルタンまでスタンバイ!

このお店もそうですが、昨年まではほとんど見掛けることがなかった

ニコラ・ベルタンが今回訪問したパリのお店全てにあったのはうれしい驚きでした。




とりあえずグラスワインで乾杯です。

お連れさんはクレマン、私はシュラーのピノ。

やはり地元。グラス並々で4€とお手頃価格。

その後はボトルでガングランジュのピノ・グリ。




ワインだけでは口寂しいので

1階のシャルキュトリーの物を適当に盛り合わせてもらいました。





色々興味深く見ていると定員さんが

「試飲会に来たの?」と。

なんでも3日前に自然派の試飲会が近くで行われたようで

案内状を見せていただくと、ロビノ(ランジュ・ヴァン)を中心とした

試飲会が行われていたようでした。知っていればあと2日早く来たのに 
残念**


気が付くとおじさん達はいなくなりお客さんは私達だけ。

ふと気になって閉店時間を聞くと7時まで!!

時計を見ると既に7時を廻っていましたが、店員さんは

「まだ片付けしてるからゆっくりしていいよ~」

てなことでしたが、まじめな日本人はやっぱり落ち着かず

その後15分位で退散。残ったワインはお持ち帰りで。

勿論残りはホテルの部屋で美味しく頂きました。



翌日小雨振る中ホテルの朝食はシャンパンと共に・・・